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薬剤師が転職しようとしたときには求人サイトに掲載されている求人を見て候補を選び、応募手続きを進めていくのが一般的です。しかし、安直にそのような方法で転職先を決めてしまって良いのでしょうか。

この記事では求人サイトを使う転職のリスクとデメリットについて触れた上で他の方法やそのメリットを詳しく解説します。

土日休みで働きたい薬剤師はどのような求人が候補になるのか

求人サイトに掲載されている求人は全体の一部

求人サイトに掲載されている求人はかなりたくさんあるので、これだけ比較して選べば十分に魅力的な職場で働けると考える人も多いでしょう。薬剤師の場合には全国的に求人が多く、地方でもいくつもの候補を比較して選べるのは確かです。

都会では比較対象が多すぎてむしろ絞り込むのに苦労してしまうでしょう。ただ、それでも求人サイトに掲載されているのは、世の中で行われている薬剤師求人の全部というわけではありません。ほんの一部というほどに少ないわけではないものの、この他にも各施設が人材募集をしているので、合わせて比較した方がより良い転職先を選べるでしょう。

実はもっと良い求人があったのに見逃してしまったと後悔しないようにするには求人サイトだけにこだわらないのが大切です。

求人サイトに掲載されている情報も限られている

求人サイトを使って転職活動を進めるのは手軽なのがメリットで、求人票には応募先の施設情報についても詳しく記載されています。求人サイトに載せられているのは施設が出した求人広告だからです。一般的にはフォーマットが決まっていて年収や勤務形態、福利厚生などといった基礎情報を掲載する部分と、フリースペースで施設情報や宣伝広告などの載せてある部分に分けられます。

フリースペースにはどんな特徴がある施設なのか、働く魅力は何なのか、現場のスタッフはどんな様子なのかといったことが記載されているのが一般的です。ただ、あくまで宣伝広告用に施設側が記載内容を決めているので、内容がどのくらいあるかはケースバイケースです。

施設によってはほとんど情報がなくて良し悪しを見極められないこともあります。情報量が少ないと心配だからやめておこうと思ってしまいがちですが、実はその中に自分に合っている職場があるかもしれません。このような見落としをしてしまうリスクがあるのは求人サイトの掲載情報に基づいて応募先を決める方法の問題点です。

逆に掲載内容に魅力を感じて応募して内定をもらえたけれど、入職してみたら掲載されていなかったデメリットに気づいて後悔してしまうリスクもあります。このようなデメリットもあることを念頭に置いて、他の方法も併用して情報を集めるのが肝心です。

ハローワークや薬剤師会も活用しよう

求人サイトに掲載されているのは基本的には広告掲載費を払って施設が依頼をして載せてもらっている求人です。それ以外の求人情報ソースとしてよく使われているのがハローワークで、薬剤師の場合には地域の薬剤師会も活用されています。

ハローワークは公的サービスなので無料で気軽に利用でき、求人を出す側も利用料がかからないのでよく求人を出しています。施設情報についてはあまり記載されていないので、オフィシャルサイトなどで確認を取ることが必要です。

自由に検索して選び、窓口で手続きをすればスムーズに申し込めます。薬剤師会では地域によっては求人をオフィシャルサイトなどに掲載しています。地域の調剤薬局や病院などで必要とされている人材を集める場を提供するという趣旨が基本で、それ以上のサービスはしていないのが一般的です。

ただ、求人を他には出していない施設も掲載されていることがあるので、地域で候補にできる施設を広く探したいときには見てみると良いでしょう。応募は自分で各施設に直接連絡して行うことになるのが通例です。

転職エージェントも利用しよう

転職エージェントを利用するのも求人獲得と情報収集の目的で有効です。転職エージェントでは求人サイトで公開されている求人に加えて、非公開求人も持っているのが一般的です。そのため、登録して相談してみるとより多くの求人を候補にすることができます。(関連資料:薬剤師の転職)

また、各施設の情報をたくさん持っていることが多く、問い合わせると詳しい説明を受けることが可能です。

一般には知られていない内情なども説明してもらえることがある点で魅力が大きいでしょう。職場の雰囲気や残業の実態などのようにオープンにしにくい情報を手に入れるには最も適しているので、きちんと情報を得てから応募するかどうかを決めたい人に向いています。

転職エージェントでは非公開の求人をどのくらい開示してくれるかはケースバイケースです。基本的には施設の方から公開しないで適材がいたときにオファーをかけて欲しいという話を受けているので、自分が薬剤師として持っているキャリアや経験などが、施設の希望に合っていないと紹介してもらえません。

裏を返せば、紹介してもらえたらかなり採用してもらえる可能性が高く、待遇も良くなりやすいのが魅力です。転職エージェントとしても推薦する形になるので、全面的にサポートをして施設から受け入れてもらえるようにしてくれるでしょう。

希望の職場があるなら問い合わせよう

このように色々なサービスを利用して求人を探したり、施設の情報を得たりすることはできますが、実は自分はこの施設で働きたいというのが決まっている人もいるでしょう。ずっと憧れていた病院がある、家から近いからこの調剤薬局が良い、知人が働いているドラッグストアが望ましいといったケースが挙げられます。

この際には希望の職場に直接連絡を取ってみましょう。大きな病院などでは人事担当や事務所に連絡をするのが基本で、患者や消費者とは別の番号がないかを探しましょう。小さな調剤薬局などでは電話番号が一つしかないこともあるので、その場合にはその番号でも構いません。

問い合わせてみると実は薬剤師を採用したかった、あるいは検討してみるといった話をもらえることもあります。実は募集をしているけれど自分は求人を見つけられなかったということもあるので問い合わせてみるのは大切です。

求人サイトにこだわらずに転職活動を進めよう

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求人サイトに掲載されている情報に基づいて転職活動を進めるのは簡単で気軽というメリットはあります。しかし、他の情報ソースも使った方が広く求人情報や施設情報を手に入れることができるので、もっと満足度の高い転職を実現できるでしょう。

求人サイトにこだわらずに薬剤師会やエージェントなども併用して探すのが大切です。